大仏様の中にいるなんて、なんだか不思議な感じ

鎌倉大仏殿高徳院に行ってきました。
さあ大仏様を見るぞと入って行ったのですが、すぐに難関がありました。
手水舎が目に入ったのです。
めったにしない作法ですっかり忘れていました。
やり方など書いてあるわけもなく、ドキドキしながら見よう見まねで行いました。
どうにかやり遂げ、ふうとひと息つきました。
それくらい緊張したのです。
気を取り直して歩き出しました。
すると、見上げるほどの大きな大仏様がいました。
すごいすごいと近づいていくと、大仏様の目の前にぽつんとお供え物があったのです。
1玉のスイカでした。
あまりにも大仏様とスイカの大きさが違いすぎて、クスッと笑ってしまいました。
はっ、なんて罰当たりな!とすぐに思い、手を合わせてそそくさと離れました。
大仏様の背中の方に回ると、窓がありました。
湿気取りのために開けているんだろうなあと思っていました。
そのときは、中に入れるとは知らなかったからです。
大仏様の中は薄暗く少しひんやりしました。
外で見た窓は、湿気取り用ではなく、明り取り用だったわけです。
見回すと、いくつもの部分がくっついて造られていることが分かりました。
まるで立体パズルの中にいるような感じです。
ここまで細かく分かれているとは思っていなかったので驚きました。
それでも体や衣の形は、内側からでも分かります。
見上げてみると、大仏様の特徴的な髪型も見ることができました。
他のところも見ていると、ちょうど胸の辺りに字が書かれていたのです。
最初はいたずら書きかと思いました。
足の方に書かれていたのを見た後だったからです。
しかし、手の届くような場所でもなく旧漢字だったので、違うんだなと思い直しました。
読めないので、なんて書いてあるのかはまったく分かりません。
大仏様について知識もない私は、何かしら意味があるんだろうなあと思うだけです。
それにしても、これほど大きな物を昔の人が作ったなんて、本当にすごいです。
これから先も変わらず、この凛としたお姿を見られるといいな、と思いました。